創業融資に必要な事業計画書を書けない人の悩みや不安は同じです
・何を書けばいいのかが分からない
・何を訴えればいいのかが分からない
・簿記なんてわからないのに正確な売り上げ予測なんて出来無い
・どのような項目を入れればいいのか分からない
・テンプレや雛形を見ても頭が真っ白になる
結局何をどうやったらいいのかがわからない、考え込んで時間だけが過ぎてゆく。
そんな、悩みを持つ起業家のために、雛形やテンプレなどではない、事業計画書を作る方法をご紹介します。
そもそも、なぜ事業計画書が作れないのでしょうか?
それは。。。
自分がやりたいこと、これから開業・創業し何をお客さんに提供していくか?価値観の棚卸が出来ていないからなんです。
あなたが、独立して起業しようと思った根本的な欲求はなんですか?
お金儲けがしたいからですか?
成功して他人に羨ましがられたいからですか?
家族を幸せにしたいからですか?
社会に貢献できる機会が欲しいからですか?
あなたはなぜ起業したいと思ったのか、本当の動機が見えていないのではないでしょうか?
なぜなら、先ほど挙げた欲求は表面的なことだからです。
他人に説明する表面的なことではなく、あなたの真の欲求に向き合うことそれがとても大切なことなんです。
あなたが本当は何をしたかったのか?
それを知った後で事業計画書に取り組むことで書けない、何を書けばいいのか分からない、なんてことはなくなっていくのではと思います。
では、早速エクササイズをやってみましょう。
これは、見るだけでなくノ-トを用意して順に書きこんで言ってください。
そして、一人でじっくり考えながら出来る環境を作ってください。
開業・創業するときの事業計画書を作るためのエクササイズ
では、
まずは、基本情報を書きましょう!
・名前
・ふりがな
・生年月日
・血液型
・出身校
・資格
・住所
・電話番号
・携帯番号
・など簡単な自分の情報です。
好きなもの/趣味/夢リストを作りましょう!
書けるだけ書きだして下さい。
ノ-トの左側には、
好きな物/趣味/夢を記入
その行の隣に、
なぜそれが好きなのか、夢になったきっかけは?
を記入してください。
何も考えずにただひたすら思い浮かんだものを書きこむだけです。
人生の振返り(あなたのターニングポイントを思いだしてみましょう)
ノ-トの一番左側に、年齢
その次に、出来事
その次に、何が変わった、何を思った、どうやって克服したなど
これも、書けるだけ書きだしてみてください。
ここまでたどり着くことが出来たでしょうか?
私の予想だとかなり苦戦されたのではないでしょうか?
実は私もかなり苦戦しました。
思う浮かばないんです。。。
でも、必死に考えて思う浮かんだものを片っ端から書いたんです。
なのであなたも、思う浮かんだものをどんどん書きこんでください。
それでいいんです。
では、次に、事業計画書に関わってくるものに取り組んでいきましょう。
お客さまを比較しましょう!
まず、
一番左側の行に
年齢、性別、職業、役職、年収、雰囲気、性格、その他
と書いて下さい。
そして、次の列にそれぞれのあなたの理想とするお客さまの内容を書きこんでいきます。
そして、次の列に既存のお客さまの内容を書きこんでいきます。
図にするとこんな感じになります。
理想のお客さま 既存のお客さま
年齢
性別
職業
役職
年収
雰囲気
性格
その他
です。
商品・サ-ビス絞り込みをやりましょう!
項目はこういった感じです。
・取り扱っている商品・サ-ビスを箇条書きで書きだしてください。
・その商品・サ-ビスはお客さまのどんな悩みを解決できますか。
・お客さまにもっとも提供したい商品・サ-ビスはどれですか。
・お客さまに一番喜ばれている商品・サ-ビスは何ですか。
・なぜ喜ばれていると思いますか。
・あなたのお店・会社の商品は他者と比べて何が強みですか。
・社会貢献できる商品・サ-ビスはありますか。
これらのことをじっくり考えるのには他社と自社を比べるのが一番理解しやすいので、
あなたの、(お店や会社)の同業他社の商品と比べてください。
仕事のポリシ-を言葉にしてみましょう!
・何年この仕事をしていますか。
・あなたが身に付けたスキルは何ですか。
・あなたが考える「最高の仕事」とは何ですか。
・仕事のどこが好きですか。
・仕事をするうえで大切にしていることは。
・仕事の対価(お金以外)は何ですか。
・これからどんな展開をしていきたいですか。
・あなたのとって仕事とは。
さぁ-最後のところまでやって来ました。
自己紹介をしましょう!
400文字以内で初対面の人にあなたのことを伝えてください。
なぜ、400文字以内なのかというと、1分間で話せる文字数がこれぐらいだと言われています。
起業すると、交流会や勉強会で自己紹介をする機会は多くあります。
勿論、これは事業計画書を融資先の担当者と会った時にも必要になることです。
その時に、しっかり覚えてもらえるような自己紹介分を考えましょう。
事業計画書のベースの完成です
おめでとうございます。
頑張りましたね。いかがでしたか?
今まで気づかなかったあなたに会うことは出来ましたか?
あなたのお店や会社のお客さまは見えましたか?
あなたのお店や会社の強みは発見できましたか?
あなた自身の棚卸に少しでもお力に慣れましたなら幸いです。
次回は、事業計画書の基本的な内容をご説明します。