福岡の繁盛するエステやサロンが実践する開業前の準備とは?

スクールに通い技術を身につけただけでは、エステやネイルサロン、リラクゼーションサロンを開業することはできません。

開業するには、お店や機器、スタッフなど準備することがたくさんあります。

 

オープン直後からスタートダッシュを決めるためには、オープン前にしっかり計画を立て入念な準備をしなくてはなりません。

オープンしてから考えればいいと甘い考えでいると、オープン直後から大変な目にあう可能性が高くなるのです。

 

そこでこのページでは、あなたのサロンがスタートダッシュを決めるために、開店前に絶対に準備しておかなければならないことや、オープンしてから後悔しないために押さえておくべきポイントなどを解説していきたいと思います。

 

目次

エステ・サロン開業後、新規客を獲得できる立地選定のポイント

家賃と販促費は反比例する

いよいよエステ・サロンを開店するとなったら、どこに出店するか決める必要があります。

では、立地条件によりどのような影響が出てくるのでしょうか。

まず、新規客を集客できる立地選定のポイントについて考えていきましょう。

多くの人から目につく場所に店を構えれば、集客は簡単と考えているかもしれません。

同じテナントビルなら1Fがベストで、階が上がるにつれて物件の価値は下がっていきます。

郊外なら入り組んだ人通りの少ない所より、たくさん人が集まるショッピングモールの中や駅前が良いと考えるでしょう。

 

よい物件は当然家賃が高くなりますが、販促費も総合して考えると集客にかかる費用はバランスが取れてきます。

つまり、家賃が高い物件は販促費をかけなくても集客でき、家賃が安い物件は販促費をかけなくては集客できないということです。

もちろん、家賃が手ごろで販促費もかからない物件も実際にありますが、それほど簡単に見つかるものではないのが現状です。

 

コンセプトと立地はマッチさせる

お客様に提供するメニューによっても、立地選定は異なります。

例えば、15分クイックマッサージを入口メニューとする場合、ロードサイドや路地裏立地ならほぼ失敗するでしょう。

なぜならクイックマッサージは、何かのついでに来店するお客様がターゲットだからです。

街中を歩いていたら手軽なマッサージを見つけたからちょっと寄る、という要素で来店するお客様がほとんどです。

 

お店のコンセプトが立地とマッチしているかどうかも、成功できるかどうかの分かれ道になります。

まったく同じコンセプトでも、違う立地に出店したら結果が大きく異なることは珍しくないのです。

 

リピートを生む立地条件とは?

リピートする人間心理で立地を考える

次に、お客様がリピートしやすい立地条件のポイントを考えていきます。

例えば郊外立地なら、駐車場の数や、駐車のしやすさ、自宅から近いかどうかなどでリピート率は変わります。

そこで、このような物理的要因により人間心理がどう動くのか、という視点で立地のチェックをする必要があります。

 

また、お客様には「着替えやメイク直しが面倒臭い」という心理があります。

この心理を把握していれば、どのようなターゲットのリピートが考えられるか予想して、立地のチェックをすることができます。

 

着替えやメイク直しが面倒臭いと思っている人は、自宅近くのサロンに行けばメイクをしなくても帰ることができると考えているでしょう。

これを考慮すると、ベッドタウンなどの地域密着の立地がよいことが分かります。

 

お客様が面倒臭いと考えていることを解決できると、エステ・サロンに対する満足度が向上するのです

さらに、リラックスした状態のまま家に帰ることができるためリラックス度が増し、リピートを生む確立が上がるのです。

ただし、癒しよりも、痩せる、キレイになる、健康になる等の「結果」が前面に出てくる施設の場合は、多少面倒でも強い動機が創出できればリピートを生むことができます。

 

会社丸ごと、エステ・サロンの固定客化する

大商圏エリアのオフィス街や駅前商業施設などでは、お客様がなかなかリピートしてくれないため、新規客が圧倒的に多くなりがちです。

このような状況を打破し、リピートを安定して獲得する方法として、近隣でオフィスを構えている会社と業務提携をする方法があります。

これは、社員の福利厚生の一環として、自店のサービスを使ってもらうという物です。

近隣の会社に提案してみるといいでしょう。

 

また、深夜営業を行ない、遅くまで働いている人達をターゲットにする方法も考えられます。

最大限に立地を活かすためには、様々な戦略を考える必要があるのです。

 

物件選びで失敗しないための事前準備

時間帯ごとの物件の顔をチェックする

物件選定は不動産会社からの情報だけでなく、自分の足でも行ったほうがよいでしょう。

出店エリアを決めている場合は、実際に自分で足を運んで下調べしましょう。

時間帯により全く違う顔になる地域も多いので、何度も訪れてみることも重要です

また、移動手段を変えることで新たな発見があることも少なくありません。

 

下調べの際は、競合しそうなエステ・サロンに訪れてみたり、周辺の飲食店等で町の特性を聴いてみたりすると良いでしょう。

また、役所に問い合わせれば、地域の年齢層、人口、世帯数などを教えてもらえるので、必ず把握しておかなければなりません。

不動産会社についても、地元の物件情報に明るくて対応の良いところを選んだほうが、後々のトラブルを防ぐことができます。

 

そして、物件を決定する上で最も重要となるのが、間取りが適切かどうかです

エステ・サロンのコンセプトが決まっていれば、最低限必要な広さは大体想像がついていると思います。

ただ必要なものが分かっていても、理想とする立地条件と希望する広さがマッチした物件はなかなか見つからないものです。

 

そのため、妥協できる範囲の中で物件を選ばなくてはならないでしょう。

色々な物件を見るうちに、物件が気に入ってしまい、当初考えていたコンセプトを大幅に崩してしまう方もいますので注意してください。

 

お客様が勝手に集まるエステ・サロンらしさを探す

コンセプトにこだわると、よい物件が見つかるまでは出店できません。

早く出店したい気持ちを優先すると、妥協しなければならない部分も出てくるでしょう。

この決断が、サロン経営で初めの分かれ目になります。

冷静になり、よく考え抜いて決めてください。

 

特に販促力やコンセプトがありきたりなサロンを開業する場合、物件選定は非常に重要になります。

しかし、「どんなに遠くても一度行ってみたい」とお客様が思うくらい、魅力的なコンセプトを持ったエステ・サロンをつくることができれば、物件や立地は関係なくなるでしょう。

 

競合調査でライバルに差をつける方法

競合調査に潜む落とし穴

出店準備に追われ、競合の調査もせず開業すると思わぬ事態に陥る可能性があります。

例えば、「競合店に行ってみると、自店と全く同じ機器が安い料金で提供されている」なんてことが後からわかると最悪です。

 

このような事態を防ぐためにも、前もって競合について調査しておく必要があります。

競合店のコンセプト、サービスの特徴、サービスの流れ、接客、レイアウト、坪数、待ち時間、スタッフ数、価格帯は、最低限調査しておいたほうがよいでしょう。

これらを踏まえたうえで、自店のコンセプトを考えていきましょう。

 

競合調査は定期的に

更に、競合店の調査は定期的に行わなくてはなりません。

競合店が、いつまでも同じメニューを提供しているとは限らないのです

 

例えば、自店のゲルマニウム温浴の集客が急激に落ちたとします。

「飽きられてきたのかな」と思いつつも、競合店に着いて調べてみました。

すると、競合店でもゲルマニウム温浴を導入していて自店より安く提供している、なんてことになりかねないのです。

 

このような事態に陥ったとしても、素早く情報を収集できればすぐに対策を打つことができます。

調査することなく勘に頼っていたら、ゲルマニウム温浴はもうだめだと諦めていたおそれもあるのです。

 

また、新規出店してくる店舗にも注意が必要です。

向こうもこちらを調査して出店している可能性が高く、価格などの基準にされているおそれもあります

競合が開店した場合も、なるべく早く調査するようにしましょう。

 

競合に真似される事態を回避するには、自店らしさをしっかり打ち出すことが重要です。

競合店が出てきても揺るがないコンセプトができれば、競合に怯えることなく目標に突き進めるでしょう。

 

あなたのエステ・サロン目標を達成するSWOT分析活用法

SWOT分析とは、自社の外部環境や内部環境について、「強み」(Strengths)、「弱み」(Weaknesses)、「機会」(Opportunities)、「脅威」(Threats)の現状を分析するものです。

戦略やビジョンを考える際に使われる分析手法の一つです。

 

例えば、郊外の商店街で15分1000円のクイックマッサージをオープンする場合のSWOT分析を考えてみましょう。

「強み」はお手ごろな価格投定、ホスピタリティ溢れる接客、「弱み」は熟練したスタッフの不足、マッサージ技術レベルがバラバラといったことが考えられます。

また、「機会」は1Fで人通りが多い、今後のマッサージニーズの拡大、近隣が住宅街で人が多い、「脅威」は競合店が自店以下の価格を打ち出す、大型ショッピングモールの出現による商店街の寂れなどが考えられます。

 

現状が分かれば、それに対する対策や施策を考えることができます

技術レベルが弱点なら研修を行ったり、接客が強みならそこを伸ばしたり、様々な戦略が考えられます。

ぜひ一度、あなたの現状を分析してみることをオススメします。

 

他人の視点も取り入れよう

SWOT分析を行なう時は、一人で考えず複数人で考えた方が良いでしょう。

さらに、最初は思いつくままに列挙するようにしましょう。

解釈の違いによって、物事の捉え方は様々なのです。

 

例えば、クイックマッサージが無かった地域に出店したとします。

この状態を、開拓に時間がかかるとして「脅威」と取る人もいれば、競合がいないからお客様を独占できる「機会」と取る人もいるのです。

 

特に、開業直前の段階では主観的に物事を考えがちになります。

自分では「強み」と思っていたとしても、市場がそれを評価しなければ意味がありません。

市場にいるお客様の求めていることを念頭に置いたうえで、戦略やビジョンを練り上げていきましょう。

 

スタッフが共感する経営理念の作り方

お金儲けは長続きしない

エステやサロンを経営するには目的が必要です。

そして、多くの企業家の創業当初の目的は、「儲けたい」というものです。

しかし経営が順調なら、数年もすると自分だけがお金を儲けても虚しくなってきます。

 

そこで次に、顧客満足度を向上させようとします。色々考え実践に移しますが、どうもうまくいかない。

その原因を探ってみると、従業員が楽しく仕事をしていないことに気づきます。

 

すると今度は、社員満足度を向上させなくてはと考えるようになります。

しかしここで、何をすれば社員が満足するのか悩むことになるのです。

 

一貫性が重要

社員満足度の向上において、「ミッション」「ビジョン」「経営理念」は非常に重要です。

「ミッション」とは、お店の社会的使命と考えれば分かりやすいかと思います。

 

例えば、自然素材にこだわり、内装、アロマ、コットン素材等の全てについて、自然素材のみ使用しているお店が存在します。

このお店のミッションは、地域の方々に究極の健康を届けることです。

このお店では、お客様も従業員もお店に誇りを持っています。

このこだわりを貫くことは大変なことですが、従業員に不平不満はありません。

「大変だけど守り抜きたい」と、社長と同じくらい強い思いで働いているのです。

 

「ビジョン」とは、長期的に実現可能な将来像と言えます。

オーナー自身の夢に近いものがあるでしょう。

例えば先ほどのお店では、自然素材サロンを全国に広め、日本人に究極の健康を届けるというビジョンを掲げています。

 

最後に、「経営理念」とは、オーナーの経営哲学や世界観を表します。

先ほどのお店は経営理念として、自然素材に徹底的にこだわる、お客様に究極の健康を届ける、お客様の利益を常に考えるという3つを掲げています。

ミッション、ビジョン、経営理念と思いが一貫していて、非常に分かりやすいですよね。

あなたも、この3つを「ご自身の中から」生み出してください。

 

具体的な経営計画なしでは生き残れない

サロンに経営計画が必要な理由

個人で運営している小さいお家エステやサロンでは、ほとんど経営計画を立てていないのが現状です。

現状の数字も把握せず、ドンブリ勘定をしているお店がとても多いのです。

 

今の時代、半年後ですらどうなっているか分かりません。

だから、経営計画を立てないと言う方も多いです。

確かに、過去に比べるととんでもないスピードで様々なことが変化しています。

リラクゼーション業界は成長期ということもあり、先が予測できないというのが実感なのかもしれません。

 

しかし、経営計画を立てないと目先の利益を取らなければならなくなります。

お店が存続することだけを中心に考え、流行に乗り続けることしかできなければ、そんなお店はいつか潰れてしまうでしょう

ここでも、ミッション、ビジョン、経営理念が重要になってきます。

 

戦略・戦術・戦闘を明確にする

経営計画を立てるには、まず戦略・戦術・戦闘に具体的に落とし込まなくてはなりません。

戦略・戦術・戦闘とは、具体的に言うと、、、

 

戦略:経営理念、ビジョンに基づいたビジネスモデルのこと。集客や固定客化のしくみづくり、機器や施術内容の選択など。

戦術:戦略に基づいた戦闘の方法のこと。販促物の検討、サービスの見せ方やサービスの流れの検討など。

戦闘:戦術に基づいた具体的な手段のこと。チラシなど販促物の作成、施術など。

と定義されます。

 

まずは1年後、3年後、5年後のゴールを決めて、それに向かって進まなくてはなりません。

確実にゴールに到達するために、具体策は修正や変更しながら進む、柔軟な経営が経営者には求められます。

 

お客さまがあなたのエステ・サロンに来店したくなるコンセプトの作り方

ターゲットと自店らしさを明確にする

コンセプトとは、自店の特徴や独自性、差別化ポイントを明確化し、自店の業界でのポジショニングを打ち出すことです。

例えば、「セレブがお忍びで通うフェイシャル専門サロン」や「未婚女性が友達に差をつけるためのレッグスリミング専門サロン」といった感じです。

 

要するに、ターゲットと自店らしさを明確にしなければならないのです

実は、このコンセプトがはっきりしないお店が非常に多いのが現状です。

そして、何でも屋になっているサロンをよく目にします。

ボディ、リフレ、タイ古式、フェイシャル、ヘッドマッサージ、ブルブルマシーン、酸素バーなど何でもかんでも揃えていて、特徴が全くわからなくなってしまっているのです。

 

大都市圏にあり、ある程度名が知れているサロンなら何でも屋で通用しますが、それ以外の弱者は一点突破の戦略を採らなければなりません。

つまり、サロンで扱うメニューにも統一性が必要なのです。

 

「フェイシャル専門」というコンセプトを入れたら、フェイシャル以外はやってはいけません。

専門性を持たせることで、はじめて価値が創出されるのです。

 

メッセージで大きな価値を生み出す方法

仕事や家事を頑張る自分へのご褒美に、1日丸ごとリラックスをプレゼントしませんか?

という企画で、単純硫黄泉の効能とフェイシャル・ボディマッサージを組み合わせて、「デトックスと美肌に効くコース」をつくったところ、かなりヒットした事例があります。

 

実はこれは、既存のメニューにコンセプトを乗せてコースにしただけなのです。

このように、お客さまが求めていることを明確なメッセージとして投げかけることで、価値を増大することができます。

これこそコンセプトの持つ力なのです。

 

小さなエステ・サロンにブランド力をつける方法

あなたのお店を一番にする3つのポイント

 

よく、自店のブランディングをしたいと言う方がいますが、そもそも「ブランド」とはなんでしょうか?

店舗にとってのブランドとは、何かで一番になっていることです。

ここでは、お店が一番を獲得するための3つのポイントを紹介していきましょう。

 

まずは、コンセプトとターゲットを絞らなくてはいけません。

例えば、「おなかまわりダイエット専門サロン」「40代セレブ向け」などコンセプトとターゲットを明確にしましょう。

 

次に、特定の分野における実績をアピールします。

例えば「ふともものセルライト除去で200名以上施術の施術実績」といった具合です。

特定の分野で突出した実紙があれば、その分野はあの店に行けば解決できると認知してもらうことができます。

 

最後は、お店を代表する「顔」です。

例えば、「最高級ブラックシリカ岩盤を使用した岩盤浴」や「店長に数々の受賞歴がある」といったものです。

いわゆる看板商品ですね。これを全面に押し出していきましょう。

 

これらを組み合わせ、地域を絞ることであなたのお店も何らかの分野で一番を取ることができるでしょう。

それがあなたのブランドとなるのです。

 

ブランド構築による様々なメリット

お店のブランドが確立し、お客さまから信頼されるようになると様々なメリットを受けることができるようになります。

まず、ブランドづくりがうまくいけば注目を集めることができるようになります。

マスコミの目に留まることがあれば、一気にお店の知名度も向上するでしょう。

集客にお金をかけなくてもよくなり、利益を余分に残すことができるようになるのです。

また、お店がある程度有名になると、スタッフの士気も向上します。

 

さらに、ブランドを確立すれば客単価アップも可能となります。

このサロンに行ってみたいと思う人にとって、値段はあまり関係ありません。

むしろ、それなりの値段に価値を見出すこともあるのです。

安さを求める人は、ブランドはあまり気にしないのです。

どんなに小さなサロンでも「ブランド」は必ずつくることができます。

ぜひ、あなた独自のブランド構築を実践してください。

 

あなた自身の強みを追求しよう

強みがあれば競合もこわくない

あなたのお店の強みは何でしょうか?

強みと一口に言っても、様々な要素があります。

リラクゼーション機器、接客力、施術力、内装、規模などが強みのポイントとなるでしょう。

 

リラクゼーション業界には、大手企業をはじめとして、戦略をしっかり練った企業がどんどん参入してきています。

明日あなたのお店の隣に、強い競合店が現われても不思議ではない状況なのです。

 

既に、リラクゼーションサロンの激戦区となっている地域も多く出てきています。

そしてその中には、競合店ができようと関係ないという強いお店もたくさんあるのです。

そのようなお店は、その店だけにしかないサービスを確立し生き残っています。

 

施術になにかをプラスする

例えば、あるサロンでは、栄養士の資格を持つスタッフが、施術中に体の状態を確かめながら、どういった栄養が不足しているかアドバイスを行っています。

また、希望者には施術後に簡単なカウンセリングも実施しています。

このサロンでは、施術に加えて日常の栄養指導を受けられることもあり、再来店率が他店に比べて2倍以上高いのです。

 

あなたも同じ施術を受けるならば、栄養指導がついていた方が嬉しいですよね。

これから生き残るためには、ただ施術するだけでなく、より価値を高める方法を考え出す必要があります

 

そのためには、何が自店の強みかをしっかり考えなくてはなりません。

栄養士のように特別な資格がなくても、「開業しようと思った原点」「サロンにかける思い」などに強みは必ず潜んでいます。

自分では気付かないだけで、あなたの中にも強みは必ずあります。ぜひそれを探し当ててください。

 

あなたのお店を簡単に一番にする方法

一番は認知度が抜群

一番というのは多くの人の目を惹きつけます。

これは理論的にも証明されており、例えば日本で一番目に高い山は誰もが知っていますが、二番はほとんど知りません。

 

また、地域での売上シェア26%以上の店を一番店と言います。

ランチェスター理論では、その一番店の名前は地域のほとんどの人に知られているということになっています。

つまり、一番になると販促活動が効率よく行えるようになるのです。

 

例えば、「リフレクソロジー○○」ということが地域で定着すれば、初めてリフレクソロジーに行く場合は、とりあえず○○に行ってみようと考えるでしょう。

一番店の認知度はそれくらい圧倒的なので、とにかく一番を目指してください。

 

小さなお店が有利な時代に!

ただし、現在のマーケットではこの理論が多少通用しづらい時代になってきています。

もちろん、売上数字、集客数が地域一番というのは目指さなくてはいけませんが、それ以外の部分にも目を向けていかなくてはならない状況なのです。

 

例えば、あいさつでは地域で一番、笑顔で一番、施術技術で一番、岩盤浴なら一番、20代人気なら一番、富裕層人気なら一番など、自店の持つ強みで一番を目指すことが重要となってきます

ただ単に、お客様の数で比較するのではなく、お客様がどこで満足しているかも考慮して一番を目指さなくてはならないのです。

 

これは、小さなエステ・サロンにとっては朗報です。

大型店舗にはどうしても、お客様の数では勝てません。

しかし、笑顔や技術でなら勝つことができるはずです。

他店で真似のできない自店の長所を生かす戦略をとるためには、まずはあなたの提供できる一番を探していきましょう。

 

オープン後痛い目を見ないためにスケジュールを作る

スケジュール表を作り計画的に準備する

エステ・サロンを出店することを決めたら、まずはスケジュール表をつくりましょう。

 

スケジュール表には、オープンするまでにどのような行動が必要か具体的に記入していきます。

ビジネスモデルの決定から始まり、物件選定、内装業者の選定、レイアウト・内装の検討、備品関係の選定、HP開設、販促計画の決定・製作、商圏分析、競合調査、機器やメニューの決定、採用、評価制度作成などなど、やらなくてはならないことは山積みです。

 

さらにやるべきことは、お店のことだけではありません。

銀行からの融資や許認可申請、法人設立を同時にする場合は、会社登記の手続きなどが必要になる場合もあります。

 

きちんとした計画を立てず、オープンした後に重大なミスに気付いてもなかなか立て直すことができません

なぜなら、オープン直後は色々なことに慣れていないため、通常業務に追われてしまいがちです。

そのため時間がとれず、ミスの修正に時間がかかってしまうことが多いのです。

 

変更があったら、スケジュール表も随時変更する

計画を進めていくと、最初の段階で記入した項目以外にも必要なことがでてくるでしょう。

また、思ったように計画が進まないこともあるかもしれません。

そのような変更があった時は、随時スケジュール表を変更しましょう。

 

例えば内装工事の遅れが発生したなら、HPやチラシ等の販促物の写真撮影日を延ばす必要がありますし、オープン日を延ばすこともあるでしょう。

臨機応変な対応が出店には求められます。

 

このように、一つの工程がずれると様々な部分に影響を及ぼします

変更があっても冷静に対処するためには、スケジュール表で一覧にして、目で見て何がどうなるか把握しておかなければなりません。

 

実際、オープンの準備においては様々な問題が発生します。

オープン前に問題を全て潰しておくためにも、スケジュール表作成は必要不可欠なのです。

 

安易に決めてはいけない料金設定の落とし穴

値上げするのは至難の業

オープン時に、まず気をつけておいて欲しいのが料金設定です。

最初につけた料金から値下げすることは容易ですが、値上げするのは非常に難しいのです。

 

オープン当初は不安が大きいため、ついつい値段を安くつけてしまいがちになります。

しかし、数ヶ月経って利益がほとんど出ていないことに気付いてからでは手遅れなのです。

 

全く同じ内容のコースが値上げされたら、既存客は離れてしまいますよね。

値上げしたら、それ相応の付加価値を提供しなければならなくなります。

 

新規客には値上げした価格で、既存客には値上げ前の価格で提供する、または既存客の激減を覚悟した上で値上げを決行するといった対策が考えられますが、どちらも厳しい状況になるのは目に見えています。

後々困らないためにも、オープン前にしっかりと計算したうえで料金設定を行う必要があります。

 

「松竹梅」で客単価アップ

料金設定を考えると同時に、「松竹梅」のコースも作っていきましょう。

例えば、3万円のVIPコース、1万円のゴールドコース、5000円のスタンダードコースといったグレードを用意しておくとよいでしょう。

 

これには、3万円と5000円を比べ、5000円を安く感じさせる効果が期待できます。

また、「お客様でしたら、ゴールドコースが相応だと思いますがいかがでしょうか?」というトークでお客様の虚栄心をくすぐることもできるのです。

 

お得意さまを作るプレオープン企画

プレオープンを行う二つの目的

本格的にお店をオープンする前に、プレオープンイベントを行うとよいでしょう。

プレオープンには二つの目的があります。

 

まず一つ目は、オペレーションに慣れておくということです。

決まった時間にまとまった人数のお客様に来店してもらうことで、事前にオペレーションに慣れることができ、オープン直後のパニックを緩和できます。

そのため、参加人数と時間帯を限定して実施しなくてはなりません。

 

二つ目は、お得意さまの育成です。

「この店を育てたのは私」と思ってもらうことができれば、その方は末永くお店に通ってくれるでしょう。

また、参加客からのクチコミを広め、オープン後の集客につなげることもできます。

プレオーブンに参加したお客様は、高確率でお得意さまになるというデータもあります。

 

集客はドアコールが一番効果的

プレオープンの集客は、エリアを店舗周辺に絞ってドアコールして行なうとよいでしょう。

ドアコールとは、その名の通り一軒一軒チャイムを鳴らしてご挨拶するものです。

 

「挨拶文」「プレオープンイベント案内」「割引クーポン」等を持参し、「近所でサロンを開業することになりました○○です。

近隣の方へのご挨拶を兼ねてプレオープンイベントを行ないますので、お時間がありましたらご来店ください」等といったご挨拶をして回りましょう。

ドアチャイムを鳴らすのは勇気がいると思いますが、営業ではなく挨拶と考えれば緊張することもないでしょう。

 

さらに、ドアコールをしておくと顔を覚えてもらうことができます。

それにより、オープン後に来店してもらえる可能性も高めることができるのです。

ドアコールはオープン前後なら、挨拶の要素が強いため非常に有効です。

 

しかし、オープン後しばらくすると、ただの売り込みになるので効果が期待できなくなります。

顔を覚えてもらうためにも、オープン前にやっておくとよいでしょう。

 

理想のエステ・サロンを作るために

このように、オープン前にやらなければならないことは非常にたくさんあります。

しかし、大変だからといってどこかで手を抜くと、オープン後大きなトラブルの原因となりかねないのです。

あなたの理想のエステ・サロンをつくり、多くのお客様に満足してもらうためには、入念な準備が必要不可欠なのです。

夢の実現のためにもぜひ頑張ってください。

 

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